悪霊
生前の強い恨み辛みを原動力とする霊。生者に取り憑き凶行に及ばせるほか、土地に取り憑き霊障で生者を苦しめ、時には大量の雑霊を呼び寄せて小規模な異界を作り上げてしまう。恨みに比例して力を増し、時には生者に対して物理的な危害を加えられる者まで存在する。
生前の姿や理性を保っている者から怪物と成り果てている者まで様々である。
これを倒して幽冥京に連行し、然るべき処分を受けさせるのが『シルシ隊』の任務である。
自然霊
魑魅魍魎や妖怪などとも呼ばれ、脅威的な呪力によって天変地異や超常現象を引き起こし、時に生者を苦しめる存在。完全に倒すことは罷りならず、交戦によって消耗させ眠りにつかせること、また彼らの被害を受けた生者の救出が『キセキ隊』の主な任務である。
荒神や祟り神として人の手で祀られているものも。
浮遊霊
未練の対象や幽冥の使いを見失い現世で迷子になっている霊。緑色のニット帽を被っている。悪霊からの影響を受け生者に危害を与える場合がある。地縛霊
場所に依り憑く霊。赤いニット帽を被っている。悪霊化する危険性がある。背後霊
個人に依り憑く霊。紺色のニット帽を被っている。悪霊化する場合もあれば守護霊に昇格する者も。怨霊
共同体に依り憑く、強い祟りの力を持つ霊。自然霊同様荒ぶる神として祀られる場合も多い。彼らにもたらされる被害は大抵の場合彼らを貶めた生者の側に原因があり、従って鎮めるのは生きた神職者や陰陽師の役割であり、自涜霊との関わりはほぼ無いと言って良い。
荒々しくも聡明であり、巧く扱えば生者には相応のご利益があるが、粗末に扱えば悪霊とは比べ物にならない規模の祟りをもたらし猛威を振るうという。
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